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ソニーの業務用4Kディスプレイ、映り込み抑制を全3シリーズへ

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    新しい業務用4Kディスプレイは、外付けの映像配信端末なしでデジタルサイネージを運用できる仕様を備える。

  2. 実現の仕組み

    画面のコーティングで映り込みを抑え、プロセッサーXRの処理で映像のコントラストを高める。

  3. 得られた結果

    ソニーは、55V型のBZ40Pで従来のBZ40L比最大約31%の省電力化を実現したとしている。

  4. 従来との違い

    65V型以下の新モデルは、従来のBZ-Lシリーズに比べ本体を最大34%薄型化した。

明るい窓辺のロビーで壁面に設置された大型ディスプレイ。画面には青とクリーム色の抽象的な建築風映像が映り、柔らかな光の反射が表面に広がっている。
AI生成画像

映り込みを抑える画面コーティングとコントラスト処理が、業務用4Kディスプレイの新3シリーズに共通採用された。光学系とバックライト制御も更新し、ソニーは55V型で従来機種比最大約31%の省電力化を実現したとしている。

画面のコーティングと映像処理で視認性を確保

ソニーは、業務用4Kディスプレイ「ブラビア」のBZ40P、BZ35P、BZ30Pの3シリーズ16機種に、映り込み抑制技術「ディープブラック・ノングレア」を採用した。画面のコーティングにプロセッサー「XR」のコントラスト処理を組み合わせ、明るい場所でも映り込みを抑えながら高コントラストの映像を表示する。

BZ40Pには、光を拡散する性質と低反射を両立したプレミアム仕様のコーティングを使う。光の拡散度合いを示すヘイズ値は55~75V型で47%、85V型で52%で、表面の光学特性と映像処理の双方で表示を整える構成だ。

光学系とバックライト制御で消費電力を削減

表示を支える光学系には、新開発の高効率光学システムを採用した。バックライトはXRのAI認識システムと連携して精密に制御し、光学系と制御の組み合わせで省電力化を図る。

ソニーによると、55V型のBZ40Pは従来のBZ40Lに比べ最大約31%の省電力化を実現した。削減率はモデルによって異なる。新シリーズ全機種はグリーン購入法に適合し、内蔵のECOメニューから省エネ設定を行うこともできる。

筐体を薄型化し、2シリーズに防塵性能を追加

本体の構造も更新し、ソニーは65V型以下の新モデルで従来のBZ-Lシリーズ比最大34%の薄型化を実現したとしている。この薄型化の比較対象は65V型以下であり、大型モデルを含む全機種共通の削減率ではない。

BZ40PとBZ35Pでは、使用シーンに合わせて部品の選定と配置を見直し、新しい筐体でIP5Xの防塵性能を実現した。この規格への対応は2シリーズに限られ、直径75μm以下の試験用粉塵から製品の機能を保護する仕様となる。

クラウドで初期設定し、内蔵SoCで映像を表示

設置時の初期設定には、法人向けブラビア専用のクラウドサービス「リモートデバイスマネージャー」を利用できる。設定値をクラウドに事前入力し、設置時にスマートフォンと連携させることで、リモコンによる設定操作をせずにネットワーク経由で設定する。

映像表示に必要な処理は内蔵SoCが担い、外付けの映像配信端末であるSTBを使わずにデジタルサイネージを運用できる仕様を備える。発売はBZ40PとBZ35Pが2026年6月15日、BZ30Pが7月15日を予定する。