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ソニーの業務用カムコーダー、動画への電子署名記録に対応

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    動画への真正性情報の記録に対応する業務用カムコーダーPXW-Z300が、発売予定機種として発表された。

  2. 実現の仕組み

    C2PA規格に対応し、動画に電子署名を付与して記録する。

  3. 得られた結果

    真正性情報の記録に対応する形式はMP4で、提供地域が限られる別売アップグレードライセンスを必要とする。

  4. 従来との違い

    静止画で進めてきた真正性への対応を、動画を記録するカムコーダーにも広げた。

三脚に固定した業務用カムコーダーの側面に伝送端末が付き、撮影中の映像フレームが分割された列となって編集用の机へ届く様子を描いたイラスト。
AI生成画像

動画に電子署名を付けて記録する機能が、業務用カムコーダーPXW-Z300に加わる。C2PA規格に対応し、真正性情報を記録する対象を静止画から動画へ広げる。MP4形式と別売ライセンスが条件で、発売は9月下旬以降を予定する。

動画への電子署名はMP4と別売ライセンスが条件

ソニーの業務用カムコーダーPXW-Z300は、真正性情報を記録するC2PA規格に対応し、動画に電子署名を付与して記録する。静止画で進めてきた真正性への取り組みを、動画にも拡大する機種となる。

この機能の対応形式はMP4で、利用には別途アップグレードライセンスが必要になる。ライセンスの提供地域も限られる。ソニーは、2025年7月時点の自社調査に基づき、動画のC2PA規格に対応する世界初のカムコーダーとしている。

4K撮影と人物認識を別の処理系で支える

撮影系は、1/2型の裏面照射型4K 3板式CMOSセンサーExmor Rと、画像処理エンジンBIONZ XRを組み合わせる。この構成で4K 60p撮影に対応し、画像処理とは別にAI処理専用ユニットを搭載する。

人物認識には顔や瞳に加え、骨格や姿勢などの情報を使う。ソニーによると、後ろ姿やマスクを着けた人物にもオートフォーカス撮影が可能だという。人物を中心に捉えるよう構図を自動調整するオートフレーミングも備える。

分割記録した素材を撮影中に編集側へ送る

収録素材の伝送では、低解像度のプロキシ素材にHEVCコーデックを新たに採用する。選択できるビットレートは9Mbpsと16Mbpsで、撮影中のクリップ転送にはチャンク形式の分割記録を使う。

ソニーは、この転送によって撮影終了後にメディアを取り出す作業を経ず、編集を開始できるとしている。収録素材の転送に加え、RTMP、RTMPS、SRTによる撮影現場からのライブ配信にも対応する。

伝送端末を本体側面へ装着する

撮影現場で使う伝送端末は、新たに採用した本体側面のサイドVマウントに装着できる。スマートフォンやデータトランスミッターをカムコーダーと一体で取り付ける構成になる。

ポータブルデータトランスミッターのPDT-FP1は別売で、このマウントに装着してカムコーダーへ接続できる。ソニーはPXW-Z300を2025年9月下旬以降に発売する予定で、メーカー希望小売価格は税込1,197,900円としている。