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ソニーの制作用ヘッドホン、通気孔で低音を制御

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    制作用ヘッドホンMDR-M1は、独自ドライバーで5Hz〜80kHzを再生する仕様を備える。

  2. 実現の仕組み

    ハウジングの通気孔で低音を制御し、振動板の動作を最適化する。

  3. 得られた結果

    音楽制作スタジオのエンジニアとの製品テストを経て、ドライバーの仕様検討と音質調整を共同で行った。

  4. 従来との違い

    発売前のMDR-M1が、ソニーストア5店舗で先行展示に入った。

録音スタジオのミキサー脇に置かれた密閉型モニターヘッドホン。片側のカップを断面で示し、ドーム状の振動板と柔軟な外周、ハウジングの通気孔を青い流線で表した編集イラスト。
AI生成画像

密閉型の制作用ヘッドホンMDR-M1は、独自ドライバーとハウジングの通気孔による低音制御を組み合わせる。ソニーは、振動板の動作を最適化してクリアな低音を再生するとしており、9月19日に発売する予定だ。

柔軟なエッジと硬いドームで広い帯域を再生

ソニーの密閉型モニターヘッドホンMDR-M1は、独自開発のドライバーユニットを搭載する。公表された再生帯域は5Hz〜80kHzで、低音域から超高音域までを対象にしている。

ドライバーは、適度に柔軟なエッジ形状と剛性のあるドーム形状を組み合わせる。ソニーは、この構成によって量感のある低音を低歪で再生するとともに、超高音域を正確に再現するとしている。

密閉構造に通気孔による低音制御を組み合わせる

ドライバーを収める部分には、密閉型音響構造を採用する。ソニーは、この構造が音漏れを軽減し、高い遮音性を備えるとしている。

ハウジングには通気孔も設け、低音を制御する「ビートレスポンスコントロール」を採用した。ソニーの説明では、通気孔を使って振動板の動作を最適化することで、クリアな低音再生を実現する。

スタジオでの製品テストを仕様と音質の調整へ

ソニーは、音楽制作スタジオのBattery StudiosとPower Station at BerkleeNYCのサウンドエンジニアと製品テストを重ねた。ドライバーの仕様検討と音質の調整も共同で行っている。

Power Station at BerkleeNYCのレコーディング・ミキシングエンジニアAkihiro Nishimuraは、音のバランスをスタジオAのコントロールルームで聴く印象と比較した。その評価では、MDR-M1で聴く印象は非常に近いという。

約216gの本体と着脱式ケーブルで制作環境に対応

装着部分は、約216gの本体に厚手の低反発イヤーパッドを組み合わせる。イヤーパッドは気密性を高める仕様で、音響構造を支える装着部にも配慮している。

ケーブルは本体側で着脱でき、長さ2.5mと1.2mの2本が付属する。接続端子には、3.5mmステレオミニプラグを6.3mmステレオ標準プラグへ変換するネジ式アダプターも付属する。

発売に先立ち、8月27日からソニーストアの銀座、札幌、名古屋、大阪、福岡天神の5店舗で先行展示が始まっている。発売日は9月19日を予定する。