4K旋回型カメラの新しい2機種が4K60pに対応し、旋回の開始から停止までの動作を滑らかにする設計を採用した。自動撮影モデルは、屋内バスケットボールの選手とボールの追跡にも対応する仕様。ソニーは2027年初旬に発売する予定だ。
4K60pと旋回動作を組み合わせる
ソニーの4K旋回型カメラSRG-AS10と、ベーシックモデルのSRG-XS10は、いずれも4K60pに対応する。ソニーは、左右へ動くパンと上下へ動くチルトについて、動き出しから停止まで滑らかに動く設計を採用したとしている。
撮像部には、独自技術STARVISを搭載した1/2.8型4Kイメージセンサーを採用する。ソニーによると、このセンサーは暗所でノイズを抑えた撮影に対応し、4K60pはスポーツなどの速い動きを滑らかに表現するという。
コート・選手・ボールを追って構図を調整
自動撮影モデルのSRG-AS10は、独自AIを使うPTZオートフレーミング機能を備える仕様だ。被写体を認識・追尾しながら構図を自動調整し、カメラの向きと画面内への収め方を制御する。
ソニーによると、球技(バスケットボール)モードは、屋内フルコートを俯瞰する画角での自動撮影に対応する。コートの範囲を認識し、選手に加えて高速で不規則に動くボールも追跡することで、プレーの展開を捉えるという。
複数人フレーミング機能は、指定した最大8人が同時に画面へ収まるよう調整する。パネルディスカッションや企業カンファレンスなど、複数人が登場する場面に対応する仕様となっている。
光学10倍とフルHD限定の20倍を使い分ける
両機種のズームは光学10倍で、テレコンバートモードを使うと最大20倍になる。このモードはフルHD限定で、4K撮影時には利用できない。
ソニーは、このズーム構成でコンサートホールや体育館などの幅広い撮影距離に対応するとしている。SRG-AS10は三脚と天吊りの両方に対応し、講義室やホール、スポーツ会場などに設置できる仕様だ。
映像出力と遠隔制御をネットワークへ接続
SRG-AS10はSDIとHDMIによる出力に加え、ネットワーク映像伝送のNDI HX2をプリインストールする。RTSP、RTMP、SRTのIPストリーミングにも対応し、ソニーはIPネットワーク経由のリモート制作に利用できるとしている。
POE++への対応により、1本のLANケーブルで電源・映像・制御を伝送する仕様とした。操作画面のWeb UIは、タブレットやPCのWebブラウザーから利用できる。
自動撮影モデルとベーシックモデルの発売は、いずれも2027年初旬を予定している。製品価格は両機種ともオープン価格となる。