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レンズ一体型カメラRX1R III、切り出しで3段階の画角に

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    ソニーによると、RX1R IIIの被写体認識AFは、顔が隠れた人物にも追随できる。

  2. 実現の仕組み

    レンズの光軸とセンサー撮像面の位置を1台ずつミクロン単位で調整する。

  3. 得られた結果

    3:2のJPEGでは、50mm相当の切り出しで約2900万画素、70mm相当で約1500万画素を記録する。

  4. 従来との違い

    35mmの一体型レンズに、静止画の画角を50mm・70mm相当へ切り替える機能を搭載した。

窓辺の机に置かれたレンズ一体型カメラと、窓外の街並みを段階的に狭く切り取る3つの枠を描いた編集イラスト。
AI生成画像

レンズ一体型のフルサイズカメラRX1R IIIは、有効約6100万画素のセンサーを使い、35mmの画角から50mm・70mm相当へ静止画を切り出す。RAW撮影なら撮影後にも画角を選び直せる。国内発売は8月8日を予定する。

35mmレンズと撮像面を1台ずつ精密に合わせる

ソニーのレンズ一体型フルサイズカメラRX1R IIIは、ZEISS ゾナーT* 35mm F2レンズと、有効約6100万画素の裏面照射型Exmor R CMOSイメージセンサーを組み合わせる。撮像した情報は画像処理エンジンBIONZ XRで処理する。

ソニーは、一体型の構造を生かし、レンズの光軸とセンサー撮像面の位置を1台ずつミクロン単位で調整する。センサー表面には不要な反射を抑えるarコーティングを施し、光学ローパスフィルターを使わない構成とした。

骨格と姿勢を使い、顔が隠れた人物にも追随

撮影時の被写体認識には、AIプロセッシングユニットが骨格情報と姿勢推定技術を用いる。ソニーによると、この処理によって、顔が見えない人物や、サングラス・ヘルメットで顔の一部が隠れた人物にも追随できるという。

認識した被写体にピントを合わせるため、センサーの撮像領域の約78%に像面位相差AF点を配置する。静止画撮影時の測距点数は最大693点で、撮影モードによって点数が異なる。

70mm相当へ切り出しても約1500万画素で記録

高画素の撮影系を使うステップクロップは、画像の一部を切り出して画角を変える機能だ。割り当てたボタンやダイヤルで、35mm、50mm相当、70mm相当の3段階に切り替える。対象は静止画で、動画撮影時には使用できない。

画角を狭めると記録画素数も変わる。アスペクト比3:2のJPEGでは、35mmで約6000万画素、50mm相当で約2900万画素、70mm相当で約1500万画素となる。RAW形式で撮影すれば、撮影後の編集時に画角を選び直すこともできる。

約498gの本体で給電しながら撮影

レンズと撮影系を収めた本体の質量は、バッテリーとSDカードを含めて約498gとなる。静止画の撮影枚数は、CIPA規格準拠でLCDモニター使用時に最大300枚、ビューファインダー使用時に270枚だ。

USB Type-C端子はUSB Power Deliveryによる急速充電に対応し、モバイルバッテリーなどから電力を供給しながら撮影することもできる。ソニーは7月23日10時に予約販売の受付を開始し、8月8日に国内発売する予定だ。