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ソニーの映画撮影用ヘッド、従来機比で体積を約70%削減

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    手持ち撮影や小型ジンバルへの搭載に対応する、小型軽量のカメラヘッド延長システムが発売予定となった。

  2. 実現の仕組み

    小型ヘッドにVENICE 2の8Kモデルと同等の8.6KフルサイズCMOSセンサーを内蔵する。

  3. 得られた結果

    公表仕様では、Eマウントのヘッド2台を密着させるとセンサー中心間距離が約64 mmになる。

  4. 従来との違い

    接続ケーブルは従来の直径10.9 mmから7.6 mmへ細くなり、ヘッドから脱着できる構成になった。

映画セットの狭い木製構造の間に置かれた小型カメラヘッドと、離れた大型カメラ本体を細いケーブルでつないだ編集イラスト。
AI生成画像

8.6KフルサイズCMOSセンサーを収める映画撮影用カメラヘッドが、従来モデルより体積で約70%小さくなった。発売予定のVENICEエクステンションシステムMiniは、細い脱着式ケーブルでカメラ本体と接続し、撮影場所に合わせてヘッドを配置する自由度を高める。

撮影場所に置くヘッドを小型軽量化

ソニーが発売するカメラヘッド延長システム「VENICEエクステンションシステムMini(CBK-3621XS)」は、映画撮影用カメラ「VENICE 2」と接続して使用する。センサーを収めたヘッド部は、従来の延長システム「CBK-3620XS」に比べ、ケーブルを除く体積を約70%削減した。

ヘッド部の寸法は幅63.9 mm、高さ103.2 mm、奥行き60.2 mmで、Eマウント時の重量はケーブルを除いて約0.54 kgとなる。ソニーは、この小型軽量化によって手持ち撮影や小型ジンバルへの搭載、狭所への設置の自由度が高まるとしている。

小型ヘッドに8.6Kセンサーを内蔵

小型化したヘッド部には、VENICE 2の8Kモデルと同等の8.6KフルサイズCMOSセンサーを内蔵する。撮影に使うセンサーをこのヘッドに収め、カメラ本体から離れた位置に配置できる構成だ。

接続先はVENICE 2の8Kモデルだけでなく、6Kモデルにも対応する。6Kモデルのユーザーも、このヘッドと組み合わせれば8K撮影が可能になるが、カメラ本体の無償アップデートが必要となる。

細い脱着式ケーブルで設置経路を広げる

ヘッドと本体を結ぶ同梱ケーブルは長さ4.5 m、直径7.6 mmで、従来モデルの直径10.9 mmから3.3 mm細くなった。接続はヘッド側で脱着でき、ソニーはこの構成によって従来モデルでは設置が難しかった狭所にも配置できるとしている。

本体とヘッドの距離をさらに離す場合は、同梱ケーブルを別売の12 mケーブル「CBK-12C3621」に交換することができる。交換用ケーブルも直径は7.6 mmで、長さを変えても同じ太さで接続する。

Eマウントの2台を約64 mm間隔で並べる

小型化は、2台を横に並べる撮影構成にも関わる。Eマウントのヘッド部を隙間なく並べた場合、センサー中心間の距離は約64 mmとなる。ソニーは、この間隔が人の瞳孔間距離とほぼ等しく、自然な立体映像の撮影を可能にするとしている。

ヘッド部はEマウントレンズに対応し、同梱アダプターを取り付ければPLマウントレンズも使用することができる。ただし、2台を密着させて約64 mmのセンサー間隔を得られる条件は、Eマウント時に限られる。