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ソニーの完全ワイヤレスイヤホン、前機種比でノイズを約25%低減

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    完全ワイヤレスイヤホンWF-1000XM6は、マイクと骨伝導センサー、AIを組み合わせて通話時の声と環境ノイズを分離する。

  2. 実現の仕組み

    新しい騒音制御プロセッサーが左右合計8個のマイクを制御し、騒音を打ち消す逆位相の音を生成する。

  3. 得られた結果

    ソニーの公表値では、前機種WF-1000XM5比でノイズを約25%低減する。

  4. 従来との違い

    イヤホン本体の幅は前機種比で約11%細くなった。

列車内でワイヤレスイヤホンを着けた人の耳に向かい、周囲の音波と逆向きの波が重なって弱まる様子を描いた編集イラスト。
AI生成画像

完全ワイヤレスイヤホンWF-1000XM6は、8個のマイクと新しい騒音制御プロセッサーを組み合わせる。ソニーは前機種比でノイズを約25%低減するとしており、装着に関わる本体形状や通気構造も変更した。発売は2月27日を予定する。

8個のマイクから騒音を打ち消す音を生成

完全ワイヤレスイヤホンWF-1000XM6の騒音制御を担うのは、新開発の高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN3eだ。左右合計8個のマイクを制御し、ノイズを打ち消す逆位相の音を生成する。ソニーは、この制御によって前機種WF-1000XM5比でノイズを約25%低減するとしている。

騒音や装着状況が変わると、自動調整機能のアダプティブNCオプティマイザーがノイズキャンセリングの特性を最適化する。耳に接する部分には、騒音を遮断するノイズアイソレーションイヤーピースを用意し、XS、S、M、Lの4サイズから選べる。

本体を細くし、通気構造で体内ノイズを減らす

耳に収まる本体は、世界各地で集めた耳形状のスキャンデータと実測データに基づいて設計された。その本体幅は、前機種比で約11%細くなっている。

本体内部には新たな通気構造も採用した。ソニーは、通気量を増やすことで、自分の足音や咀嚼音などの体内ノイズが減少するとしている。

振動板の形状と32bit処理で再生音を整える

音楽を再生するドライバーユニットは、振動板の中央のドーム部と周囲のエッジ部に異なる素材を組み合わせている。ソニーは、エッジ部に採用したノッチ形状が高音域の不要な共振を軽減するとしている。

再生信号を扱う統合プロセッサーV2は、新たに32bitの信号処理に対応した。ソニーは、この処理とQN3eによるアナログ変換を組み合わせ、歪みの少ない音質を実現するとしている。

通話では骨伝導センサーも使って声を分離

通話時の音声処理には、複数のマイク、骨伝導センサー、AIを組み合わせる。AIビームフォーミングノイズリダクションアルゴリズムが口元への指向性を高め、ユーザーの声と周囲の環境ノイズを分離する。

ソニーは、この通話品質をソニーの完全ワイヤレスヘッドホン史上最高としている。比較の範囲は2025年12月1日時点の自社調査で、WF-1000XM6の発売は2026年2月27日を予定する。