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牛ふんを車両燃料に、スズキのインド第3工場が稼働

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    CNG車向けバイオガス燃料を生産する新工場が、インドで稼働を開始した。

  2. 実現の仕組み

    新工場は牛ふんを原料に利用し、その公称上限は日量100トンとなる。

  3. 得られた結果

    スズキが示したバイオガス生産量は日量約1.5トンで、所定の燃費・走行距離では約850台の1日分の燃料に相当する。

  4. 従来との違い

    既存の2工場に新工場が加わり、スズキのバイオガス工場は3カ所になった。

インドの酪農施設を背景に、牛ふんを消化槽へ運び、配管設備を経てCNG車用燃料と有機肥料につなぐ工程を描いた編集イラスト。
AI生成画像

牛ふんを利用してCNG車向け燃料を生産する新工場が、インドで稼働を始めた。スズキの第3工場で、公称生産量はバイオガス日量約1.5トン。燃料に加え、有機肥料も生産・販売する予定だ。

既存2工場に続く燃料生産拠点が稼働

スズキによると、グジャラート州Vinchhivadiのバイオガス生産施設BANAS SUZUKI BIOGAS PLANTは、8月26日に稼働を開始した。2025年12月のAgthala工場、2026年1月のBhukhala工場に続く第3の拠点となる。

牛ふん日量最大100トンを燃料生産に利用

新工場は牛ふんを原料として利用する。スズキが示す工場仕様では、牛ふんの利用量は日量最大100トン、バイオガスの生産量は日量約1.5トンとなる。これらは工場の公称値であり、稼働開始後の生産実績を示す数値ではない。

約850台分の換算は1日60km走行が前提

この公称生産量について、スズキはCNG車約850台の1日分の燃料に相当するとしている。換算には、乗用車WagonRのCNG車のカタログ燃費33.47km/kgと、1台当たり1日60kmの走行距離を用いている。約850台という数値は、この条件に基づく燃料量の換算である。

燃料と有機肥料を生産・販売する計画

新工場はCNG車向けバイオガス燃料と有機肥料を生産・販売する予定だ。この拠点は、スズキのインド全額出資子会社Suzuki R&D Center India Private Limitedを通じて、インドの酪農開発機関National Dairy Development Boardと乳業組織Banas Dairyが関わる工場建設計画に含まれる。建設の合意対象は、既存2工場と新工場を合わせて計9工場となっている。