牛ふんを利用してCNG車向け燃料を生産する新工場が、インドで稼働を始めた。スズキの第3工場で、公称生産量はバイオガス日量約1.5トン。燃料に加え、有機肥料も生産・販売する予定だ。
既存2工場に続く燃料生産拠点が稼働
スズキによると、グジャラート州Vinchhivadiのバイオガス生産施設BANAS SUZUKI BIOGAS PLANTは、8月26日に稼働を開始した。2025年12月のAgthala工場、2026年1月のBhukhala工場に続く第3の拠点となる。
牛ふん日量最大100トンを燃料生産に利用
新工場は牛ふんを原料として利用する。スズキが示す工場仕様では、牛ふんの利用量は日量最大100トン、バイオガスの生産量は日量約1.5トンとなる。これらは工場の公称値であり、稼働開始後の生産実績を示す数値ではない。
約850台分の換算は1日60km走行が前提
この公称生産量について、スズキはCNG車約850台の1日分の燃料に相当するとしている。換算には、乗用車WagonRのCNG車のカタログ燃費33.47km/kgと、1台当たり1日60kmの走行距離を用いている。約850台という数値は、この条件に基づく燃料量の換算である。
燃料と有機肥料を生産・販売する計画
新工場はCNG車向けバイオガス燃料と有機肥料を生産・販売する予定だ。この拠点は、スズキのインド全額出資子会社Suzuki R&D Center India Private Limitedを通じて、インドの酪農開発機関National Dairy Development Boardと乳業組織Banas Dairyが関わる工場建設計画に含まれる。建設の合意対象は、既存2工場と新工場を合わせて計9工場となっている。