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タイのバンパコン川沿いで農地が浸水、衛星画像が捉える

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    前年同時期との衛星画像比較が、バンパコン川の河道周辺に広がった洪水を捉えた。

  2. 実現の仕組み

    Landsatの画像に疑似カラー処理を施し、水を植生や開発された土地から区別しやすくした。

  3. 得られた結果

    プラチンブリ県の観測域では、川沿いの農地と養殖施設の浸水が確認された。

  4. 従来との違い

    9月下旬から10月上旬の長雨と激しい降雨により、タイ各地の低地で洪水が続く状態になった。

タイのバンパコン川が蛇行する農地の俯瞰イラスト。濃い青の洪水が川の両岸の緑地や養殖池に広がり、水上に赤い太陽光パネルが見える。
AI生成画像

タイのバンパコン川沿いで、農地や養殖施設に広がる洪水を衛星画像が捉えた。2026年10月2日の観測では、前年同時期に細い河道が見えていた場所で、濃い青の水域が川の両側へ広がっている。

前年同時期の河道と浸水域を比較

NASAが示した比較画像は、2025年10月7日と2026年10月2日に同じ地域を観測したものだ。前年の画像では細い河道が植生の間を蛇行しているが、今回の画像では洪水が河道の両側へ広がっている。

疑似カラーで水と陸上の表面を区別

画像を取得したのは、NASAと米国地質調査所の地球観測衛星Landsatだ。比較には、水を植生や開発された土地などから区別しやすくする疑似カラー処理を用いている。

川沿いの農地と養殖施設に広がる水

画像では水が濃い青、植生が明るい緑で表示される。明るい赤の形状は、水上に設置された太陽光発電設備を示している。

2026年10月2日の観測域は、タイのプラチンブリ県にあるバンパコン川周辺だ。川沿いの土地だけでなく、周辺の農地や養殖施設も浸水している。

停滞した低気圧が激しい雨を供給

浸水が広がった時期には、タイ各地で長雨と激しい降雨が続いていた。9月下旬から10月上旬にかけて、低地では洪水が長引いた。

NASAは、9月下旬に数日間停滞した低気圧が、洪水の一部を引き起こした可能性が高いと説明している。この低気圧は近くの暖かいタイ湾から水分とエネルギーの供給を受け、地域に特に激しい雨をもたらした。