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ディスコのウエハー厚さ校正、国際相互承認の証明書を発行可能に

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    認定対象の厚さ校正で、ILAC MRAマークと認定機関のマークを付した証明書を発行できるようになった。

  2. 実現の仕組み

    SLD光源の分光干渉式測定器を用いる厚さ標準片の校正が、認定範囲に含まれる。

  3. 得られた結果

    ディスコは、認定に基づく校正証明書がILACに参加する国・地域で受け入れられるとしている。

  4. 従来との違い

    桑畑工場内に新設された校正施設が、PJLAの審査を経てISO/IEC17025:2017認定の校正機関になった。

校正用の厚さ標準片とゲージブロックが置かれた作業台で、非接触測定ヘッドがステージ上のウエハーに光を当て、厚さを測る場面。
AI生成画像

ウエハー厚さ測定に関わる校正で、国際相互承認に対応する証明書の発行が可能になった。ディスコの桑畑ラボラトリが認定を取得し、非接触の厚さ測定器と校正用厚さ標準片を認定範囲に含めた。

薄化後の厚さ管理を国家標準につなぐ

半導体加工装置メーカーのディスコは、薄化後のウエハー厚さを測定・管理するため、国家標準につながるトレーサブルな校正を必要としていた。そのため、厚さ測定の基準となる校正用厚さ標準片の技術開発と、管理体制の構築を進めてきた。

非接触測定器と厚さ標準片が認定対象

認定範囲は、厚さ測定器と校正用厚さ標準片の二つに分かれる。測定器の校正には、SLD光源の分光干渉式変位計とブロックゲージを用いる非接触挟み込み式の方式が含まれる。厚さ標準片の校正には、SLD光源の分光干渉式非接触挟み込み式厚さ測定器を用いる。

厚さ標準片を装置の測定ツールに搭載

校正用厚さ標準片は、ウエハー厚さ測定ツールのGI@dMETROに搭載される。この測定ツールは、クラスターシステムのMUSUBIを構成する装置DGP8762またはDMG8762で使われ、オプション仕様として装置に搭載できる。

校正機関の認定が証明書の相互承認につながる

これらの校正を担う桑畑ラボラトリは、広島事業所の桑畑工場内に新設された。認定機関のPJLAによる審査を経て、5月15日にISO/IEC17025:2017に適合する校正機関として初回認定を取得した。

ディスコによると、認定範囲について、国際試験所認定協力機構の相互承認を示すILAC MRAマークと、認定機関のマークを付した校正証明書を発行できるようになったという。この証明書は、ILACに参加する国・地域で受け入れられるとしている。