車載向けUFS 3.1組み込みフラッシュメモリーで、連続読み書き性能が向上した。キオクシアの特定試験環境で得た最良値では、従来の512GB品に対して読み出しが約2.2倍、書き込みが約6倍となり、64GB・128GB・256GB品のサンプル出荷が始まった。
3Dフラッシュと同時読み書きを組み合わせる
キオクシアが投入する車載向けUFS 3.1組み込みメモリーは、3DフラッシュメモリーのBiCS FLASHを採用する。容量は64GBから512GBまでを展開する。
UFSはJEDECの規格に基づく組み込みメモリーで、ホストプロセッサーとはシリアルインターフェースで接続する。この接続は全二重通信に対応し、プロセッサーとメモリー間で読み出しと書き込みを同時に行うことができる。
従来の512GB品に対する連続転送性能
キオクシアの測定では、新製品の連続読み出し性能は従来の512GB品THGAFBT2T83BABIの約2.2倍、連続書き込み性能は約6倍となった。いずれも特定の試験環境で得た最良値であり、使用する機器やファイルサイズによって速度は変わるため、個々の製品の速度を保証する値ではない。
キオクシアは、この読み書き性能の向上がシステム起動と、無線経由でデータを更新するota更新の高速化に寄与するとしている。
−40℃から+105℃までの車載要件に対応
新製品は−40℃から+105℃までの温度範囲に対応する。車載用途の電子部品に求められる認定要件AEC-Q100 Grade2も満たす。
3容量でサンプル出荷、512GB品は4月に予定
64GB・128GB・256GB品は、3月30日にサンプル出荷が始まった。512GB品のサンプル出荷は4月に予定されている。