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高速起動型の小型衛星推進機、2027年に軌道実証へ

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    小型衛星用ホール推進機PBH-100の軌道実証を実施する契約が成立した。

  2. 実現の仕組み

    Axelspaceが開発する超小型衛星に推進機を搭載し、軌道上で検証する。

  3. 得られた結果

    2027年に高推力、高比推力、高速起動性能を宇宙空間で検証する予定が示された。

  4. 従来との違い

    推進機の開発・製造で協力してきた2社が、連携強化に向けた覚書も締結した。

地球上空を飛ぶ小型衛星のバスに、小型ホール推進機が取り付けられた様子を描いた軌道実証の概念イラスト。
AI生成画像

高速起動を特徴とする小型衛星用ホール推進機PBH-100が、2027年の軌道実証に向けて超小型衛星へ搭載される計画だ。Pale BlueとAxelspaceは実証契約を締結し、宇宙空間で推力、比推力、起動性能を検証する。

50〜200kg級の衛星向けに起動時間を短縮

小型衛星用推進システムを開発・製造するPale BlueのPBH-100は、50〜200kg級の衛星向けに設計された小型ホール推進機だ。Pale Blueは、従来の小型衛星用ホール推進機に比べて起動時間を大幅に短縮することを特徴としている。

超小型衛星への搭載で軌道上の検証へ

この推進機の軌道実証には、超小型衛星を開発するAxelspaceの機体を使う。Pale BlueとAxelspaceは2025年12月16日付で実証契約を締結しており、推進機を衛星へ搭載して軌道上で検証する計画だ。

機器搭載から打ち上げ・運用までをつなぐ

衛星への搭載から軌道上の運用までには、Axelspaceの軌道実証サービスAxelLiner Laboratoryを利用する。このサービスは汎用的な超小型衛星バス技術を用い、実証機器の搭載、打ち上げ機会の提供、運用支援を一貫して扱う。

2027年に推力・比推力・起動性能を検証

Pale Blueはこれまで、Axelspaceが製造する超小型衛星向け推進機の開発・製造に携わってきた。今回の実証契約に加え、2社は今後の連携強化を目的とする覚書も締結した。

2027年の軌道実証では、PBH-100の高推力、高比推力、高速起動性能を宇宙空間で検証する予定だ。これらは軌道上での検証対象であり、今回の契約締結によって実証結果が得られたわけではない。