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マイコンRA2A2に24ビットADCと無線更新を支えるメモリー

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    マイコンRA2A2は、デジタルフィルター付きの24ビットADCでアナログ信号をデジタル化できる。

  2. 実現の仕組み

    コードフラッシュを2つのバンクに分け、バンク切り替え機能と組み合わせて無線ファームウェア更新の実装を支える。

  3. 得られた結果

    ルネサスが示す消費電流は、アクティブ時で最低100µA/MHz、ソフトウェアスタンバイ時で最低0.40µAとなる。

  4. 従来との違い

    24ビットADCと更新用メモリーを備えた新製品が発売され、対応ソフトウェアと評価キットも入手可能になった。

明るい作業台に置かれた汎用マイコン評価基板を中心に、アナログ波形のデジタル変換と、無線更新を支える2つのフラッシュバンクの切り替えを概念的に示したイラスト。
AI生成画像

マイコンRA2A2が、24ビットのアナログ変換回路と無線ファームウェア更新を支えるメモリーを一つのデバイスに備えて発売された。コードを保存するフラッシュメモリーは2つのバンクに分かれ、バンク切り替え機能を備える。

24ビットのアナログ変換にデジタルフィルターを組み込む

ルネサス エレクトロニクスの新しいマイコンRA2A2は、アナログ信号をデジタル値へ変換する24ビットSigma-Delta ADCを搭載する。この変換回路にはデジタルフィルターを組み込み、別に12ビットADCと温度センサーも備える。

2つのフラッシュバンクと切り替え機能が更新を支える

データを処理する演算コアは48MHzのArm Cortex-M23で、メモリーは512KBのフラッシュと48KBのSRAMを備える。フラッシュはコードを保存する領域を2つのバンクに分けた構成で、バンク切り替え機能も搭載する。ルネサス エレクトロニクスは、この組み合わせによって無線経由のファームウェア更新を実装しやすくなるとしている。

動作時と待機時の消費電流を分けて示す

このマイコンについてルネサス エレクトロニクスが示す消費電流は、アクティブモードで最低100µA/MHz、ソフトウェアスタンバイモードで最低0.40µAである。動作電圧範囲は1.6~5.5Vで、時刻を管理するリアルタイムクロックには独立した電源を持たせている。

ドライバーから評価キットまで開発環境を提供

ハードウェアを利用するソフトウェア開発には、ルネサス エレクトロニクスのソフトウェアパッケージFlexible Software Package(FSP)が対応する。FSPは周辺回路ドライバー、ミドルウェア、ネットワーク・セキュリティスタックなどを提供し、利用者の既存コードや選択したRTOSを組み込むこともできる。RA2A2は3月21日に発売され、対応ソフトウェアと評価キットも提供が始まった。