マイコンRA2A2が、24ビットのアナログ変換回路と無線ファームウェア更新を支えるメモリーを一つのデバイスに備えて発売された。コードを保存するフラッシュメモリーは2つのバンクに分かれ、バンク切り替え機能を備える。
24ビットのアナログ変換にデジタルフィルターを組み込む
ルネサス エレクトロニクスの新しいマイコンRA2A2は、アナログ信号をデジタル値へ変換する24ビットSigma-Delta ADCを搭載する。この変換回路にはデジタルフィルターを組み込み、別に12ビットADCと温度センサーも備える。
2つのフラッシュバンクと切り替え機能が更新を支える
データを処理する演算コアは48MHzのArm Cortex-M23で、メモリーは512KBのフラッシュと48KBのSRAMを備える。フラッシュはコードを保存する領域を2つのバンクに分けた構成で、バンク切り替え機能も搭載する。ルネサス エレクトロニクスは、この組み合わせによって無線経由のファームウェア更新を実装しやすくなるとしている。
動作時と待機時の消費電流を分けて示す
このマイコンについてルネサス エレクトロニクスが示す消費電流は、アクティブモードで最低100µA/MHz、ソフトウェアスタンバイモードで最低0.40µAである。動作電圧範囲は1.6~5.5Vで、時刻を管理するリアルタイムクロックには独立した電源を持たせている。
ドライバーから評価キットまで開発環境を提供
ハードウェアを利用するソフトウェア開発には、ルネサス エレクトロニクスのソフトウェアパッケージFlexible Software Package(FSP)が対応する。FSPは周辺回路ドライバー、ミドルウェア、ネットワーク・セキュリティスタックなどを提供し、利用者の既存コードや選択したRTOSを組み込むこともできる。RA2A2は3月21日に発売され、対応ソフトウェアと評価キットも提供が始まった。