PCIe 5.0 NVMe SSDとソフトウェアRAIDを組み合わせた構成が、ドライブ1台故障時のPostgreSQL読み出しを高速化した。キオクシアの公表値では、同じハードウェアのLinux標準RAIDに対して最大25倍の性能を示した。
PCIe 5.0 SSDにxiRAID Opusを組み合わせる
キオクシアとRAIDソフトウェア企業Xinnorが組み合わせたのは、PCIe 5.0 NVMe SSDとソフトウェアRAID製品xiRAID Opusだ。このSSDとRAIDソフトウェアを一つのストレージ構成として使い、データベース処理の性能を比較した。
CM7シリーズで互換性試験を完了
キオクシアとXinnorは、SSD製品CM7シリーズの互換性試験を完了した。PCIe 5.0 NVMe SSDとRAIDソリューションの組み合わせでは、互換性に加えて相互運用性の試験にも成功している。
1台故障した状態の読み出しで最大25倍
キオクシアが公表した比較では、この構成のPostgreSQL読み出し性能は、Linux標準RAIDのmdraid / mdadmに対して最大25倍となった。両構成のハードウェアは同じで、比較した処理はデータベースの読み出しクエリだった。
この倍率が得られたのは、ドライブ1台が故障した縮退モードである。最大25倍という結果は、この故障条件での読み出し処理に対応する。
生成AIとRAGを支えるデータベースが対象
キオクシアは、この性能結果を生成AIとRAG(検索拡張生成)向けアプリケーションに関連付けている。そのデータベースとして挙げているのが、pgvector拡張を用いるPostgreSQLとベクトルデータベースだ。
ストレージ構成の対象は、企業のオンプレミスデータセンターにおけるAI、機械学習、データ分析である。