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人型ロボットDigit 5向けに外部安全系との接続機構を開発

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    人型ロボットDigit 5の安全基盤を外部の安全システムへ広げる接続機構が共同開発された。

  2. 実現の仕組み

    機体内では、独立した安全コントローラーが人検知への対応を監督し、安全動作を起動する設計だ。

  3. 得られた結果

    Agility RoboticsとFORT Roboticsが、Digit 5の安全基盤をさらに進める協業の覚書を締結した。

  4. 従来との違い

    両社の安全基盤は、単一の専用部品から、操作端末・機体上の通信・外部接続の3部分へ発展した。

作業者の前に立つ人型ロボットを中心に、安全用タブレットと外部安全制御器を黄色い帯状の図解で結んだ倉庫内の編集イラスト
AI生成画像

人型ロボットDigit 5向けに、外部の安全システムとの接続機構が共同開発された。機体内で計画されている人検知や安全動作を補い、ロボットの周囲まで安全設計の対象を広げる。Agility RoboticsとFORT Roboticsは、開発から導入支援まで協業を拡大する。

機体外の接続機構で安全設計の範囲を広げる

人型ロボットを開発するAgility Roboticsと、安全プラットフォームを提供するFORT Roboticsは、Digitを外部の安全システムへ接続する機構「offboard safety bridge」を共同開発した。この機体外インターフェースは、次世代機Digit 5に計画されている機体内の安全基盤を補い、安全設計の対象をロボットの外へ広げるよう設計されている。

両社の協業は、単一の専用ハードウェア部品から、安全用操作端末、機体上の通信、外部安全システムとの接続という3部分へ発展した。外部接続は、この統合的な安全基盤の一部を担う。

人の検知を独立した安全制御へ渡す

Agility Roboticsが示したDigit 5の機体内設計では、人検知機能が独自のAIアルゴリズムと複数のセンサー技術で周囲の人を継続的に監視する。人への対応には、自律的な回避、停止、着座を用いる。

危険な距離にいる人を検知した際の対応は、独立した安全コントローラーが監督し、適切な安全動作を即座に起動する設計だ。周囲の人に対しては、視覚と音による合図で動作の意図を伝え、注意を促す。

操作端末に非常停止と手動介入を持たせる

人検知による自律的な対応に加え、安全用操作端末は人が手動で介入する経路を担う。FORT Roboticsが提供するタブレット用の専用ホルダーには、非常停止とイネーブル装置の機能が組み込まれている。

Digit 5は通常作業では自律運転し、この操作端末はロボットの監視に使う予定だ。設定や保守、予期しない状況では、安全のための手動介入にも利用する。

安全基盤の協業を開発から導入支援へ広げる

Agility RoboticsとFORT Roboticsは、Digit 5の安全基盤をさらに進める協業について覚書を締結した。これにより、部品供給から、機体内外にまたがる安全基盤を支える協業関係を正式に位置付けた。

拡大する協業には、ハードウェア共同開発、ソリューション設計、規制対応、導入支援を含める予定だ。Digit 5の導入拡大と、より複雑な商用環境への展開に合わせて、両社の協業体制を整える。