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月面の有人与圧ローバ、日本の提供役割が日米で確定

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    有人月面探査に向け、居住と移動を担う与圧ローバを日本が提供する役割が確定した。

  2. 実現の仕組み

    JAXAが開発する与圧ローバは、宇宙服なしで居住と移動を行う月面走行システムを目指す。

  3. 得られた結果

    日本人宇宙飛行士2名の月面活動機会が、日米の実施取決めに規定された。

  4. 従来との違い

    日米宇宙協力の枠組協定に基づく初の実施取決めが署名され、月面探査の具体的な役割分担が定まった。

月面の地形を進む、居住用の密閉キャビンと車輪を備えた有人与圧ローバの概念イラスト。
AI生成画像

宇宙服なしで居住・移動する月面走行システム「有人与圧ローバ」の提供を、日本が担うことが決まった。日米が署名した月面探査の実施取決めには、日本人宇宙飛行士2名の月面活動機会も規定された。ローバは研究開発を進める段階にある。

宇宙協力の枠組みから月面探査の役割分担へ

文部科学省と米航空宇宙局(NASA)は、与圧ローバによる月面探査の実施取決めを結んだ。2024年4月10日(日本時間)に文部科学大臣とNASA長官が署名し、日本が有人与圧ローバを提供する役割を担うことが定まった。

日米両政府は2023年1月に宇宙協力の枠組協定を締結している。今回の月面探査に関する取決めは、その枠組みの下で署名された初めての実施取決めとなる。

居住と移動を一つの月面走行システムに

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、開発する有人与圧ローバを、宇宙服なしで居住と移動ができる月面走行システムとしている。日本が提供を担う対象は、月面を走行する機能と、人が宇宙服を着ずに過ごす居住機能を併せ持つローバである。

日本人宇宙飛行士2名の月面活動機会を規定

日米が定めた役割分担には、ローバの提供に加えて、人が月面で活動する機会も含まれる。日本人宇宙飛行士2名の月面活動機会が取決めに規定され、有人探査への参加が具体的な人数を伴う形で位置付けられた。

ローバ開発と宇宙飛行士の準備を進める

JAXAは、月面探査を進めるアルテミス計画で日本の役割を果たすため、有人与圧ローバの研究開発を進める方針である。日本人宇宙飛行士の月面活動機会に向けた準備も進める。