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ISSの実験用計算基盤にキオクシアのSSDを提供

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    ISS上では、商用のエッジ計算・AI対応システムが稼働している。

  2. 実現の仕組み

    実験用計算基盤は、小型で堅牢なエッジシステムと高性能サーバーを組み合わせる。

  3. 得られた結果

    キオクシアは、提供するSSDが従来のHDDより電磁波の影響を受けにくく、高速に動作するとしている。

  4. 従来との違い

    キオクシアが宇宙の実験用計算基盤へSSDを提供し、RM系列とXG系列が供給対象に含まれた。

ISS内の機器ラックに、小型のエッジ計算システムと大型サーバーが並び、どちらにも汎用的なSSDモジュールが組み込まれている様子を描いた編集イラスト。近くの画面には地球の画像が表示されている。
AI生成画像

ISSの実験用計算基盤「Spaceborne Computer-2」に、キオクシアのSSDが提供された。エッジシステムとサーバーのフラッシュストレージとして使われ、宇宙で画像処理や深層学習などを行う計算環境を支える。

宇宙の実験環境へ2系列のSSDを提供

キオクシアは、Hewlett Packard Enterprise(HPE)の宇宙向け計算計画「Spaceborne Computer-2」へSSDを提供した。供給対象には、SAS接続のKIOXIA RM Series Value SASと、NVMe接続のKIOXIA XG SeriesのSSDが含まれる。

エッジシステムとサーバーの保存領域を担う

SSDが使われるのは、国際宇宙ステーション(ISS)で科学実験を行う試験環境だ。計算基盤は、堅牢で小型のエッジシステム「HPE Edgeline Converged Edge System」と、高性能な計算を担う「HPE ProLiant」サーバーを組み合わせる。キオクシアのSSDは、この両方のフラッシュストレージを担う。

可動部品のないSSDを宇宙向けの保存装置に

キオクシアは、提供するフラッシュベースのSSDには可動部品がないと説明している。従来のHDDより電磁波の影響を受けにくく、高速に動作する点も、宇宙の計算環境に適した理由として挙げる。

ISS内で処理し、地上とのデータ往復を減らす

Spaceborne Computer-2は、ISS上で稼働する商用のエッジ計算・AI対応システムである。宇宙でのリアルタイム画像処理、深層学習、科学シミュレーションなどを行うよう設計されている。

キオクシアが示す処理の使い方は、データをISS内で直接処理することだ。この方式なら、生データを地上へ送り、処理・分析した結果を宇宙へ戻す必要をなくすことができるとしている。