粒子・ガス・温湿度センサーとマイコンを、46.6×34.8×12mmのモジュールへ統合したRRH62000が発売された。主要部品は工場校正済みで、粒子濃度から推定CO₂まで七つの出力を同時に扱う。
三種類のセンサーとマイコンを小型モジュールへ
ルネサス エレクトロニクスが発売した空気質センサーモジュールRRH62000は、レーザー式粒子センサー、ガスセンサーZMOD4410、温湿度センサーHS4003を搭載する。これらを管理するRAファミリーのマイコンも内蔵し、外形寸法は46.6×34.8×12mmに収めた。
この製品は、ルネサス初の複合空気質センサーモジュールとなる。主要部品の統合と校正を工場で済ませており、開発者は校正済みの構成からセンサーシステムの設計を始めることができる。
粒子濃度とガス指標を七つの出力で扱う
粒子の監視にはレーザー式センサーを使い、PM1、PM2.5、PM10の濃度を取得する。ガス側では総揮発性有機化合物(TVOC)と推定CO₂を扱い、温度と湿度を合わせて七つのセンサー出力を同時に提供する。
CO₂の出力は推定値として位置付けられている。ルネサスは、室内のCO₂状態を低コストで示す用途に向けた出力としている。
TVOCの測定モードと二つの通信方式
TVOCの測定は、動作電力モードに応じて絶対値または相対値を扱う。ガスの出力にはこうした測定モードの違いがあり、用途に合わせた設定で利用する構成だ。
機器側との通信にはI²CとUARTを利用できる。粒子・ガス・温湿度をまとめたモジュールに、二つの通信方式が用意されている。
建物の空気質基準に合わせて設定する
ルネサスによると、搭載ファームウェアとAIアルゴリズムは、建物の空気質基準であるwell、HVI、RESETなどの要件に合わせたセンサー設定に対応する。同じハードウェアを使い、必要な基準に応じてファームウェアを更新する構成を想定している。
製品の提供は開始しており、評価キットRRH62000-EVKも利用できる。開発者は、基準に合わせた設定を備えるモジュールを評価キットとともに導入できる。