DDR5サーバーメモリー向けクロックドライバーの転送速度が、第5世代の8800 MT/sから第6世代の9600 MT/sへ上がった。信号を細かく調整する機能とリアルタイム診断を備え、主要DRAM供給企業を含む顧客へのサンプル供給が始まっている。
第5世代の8800 MT/sから9600 MT/sへ
ルネサス エレクトロニクスは、サーバー用DDR5メモリーモジュールのRDIMMに搭載する第6世代Registered Clock Driver(RCD)で、9600 MT/sを達成したとしている。RCDはクロックドライバーを担う半導体で、比較対象となる第5世代の転送速度は8800 MT/sだった。
8タップと1.5 mV刻みで信号を調整
高速化に合わせ、第6世代RCDは信号調整に用いるDecision Feedback Equalizationを拡張した。ルネサスによると、8タップと1.5 mV刻みの調整に対応し、信号マージンを細かく調整することができる。
信号品質とマージンをリアルタイムに把握
信号の調整と並んで、システム側から状態を把握する機能も備える。診断機能のDecision Engine Signal Telemetry and Margining(DESTM)は、信号品質のリアルタイム表示、信号マージンの可視化、診断フィードバックを提供するとルネサスは説明している。
第5世代との互換性を保ち、サンプル供給を開始
第6世代RCDは第5世代プラットフォームとの後方互換性を備え、既存世代からの更新に対応する。ルネサスは、この第6世代製品RRG5006xのサンプル供給を、主要DRAM供給企業すべてを含む一部顧客へ開始した。量産品の供給は2027年前半を予定している。