スマートフォンXperia 1 Vの24mmカメラが、2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサーを採用した。ソニーによると、大判化と積層技術で耐ノイズ性能を高め、低照度性能は前機種の同カメラ用センサー比で約2倍になった。
24mmカメラの撮像センサーを大判化
ソニーのスマートフォンXperia 1 Vは、背面の24mmレンズに撮像センサーExmor T for mobileを搭載する。センサーには2層トランジスタ画素積層型CMOS構造を採用している。
ソニーによると、センサーは前機種Xperia 1 IVの24mmカメラ用センサーに比べて約1.7倍に大判化した。大判化に積層技術による耐ノイズ性能の向上を組み合わせ、低照度性能を約2倍に高めたとしている。
重ね合わせ処理で暗所のダイナミックレンジを広げる
センサー側の変更に加え、端末は高速な重ね合わせ処理を行う。ソニーは、この処理によってダイナミックレンジの広い撮影が可能としている。
暗所での比較対象は、ソニーのフルサイズセンサー搭載デジタルカメラだ。LV(Light Value)2以下の照度環境で撮影する静止画について、耐ノイズ性能とダイナミックレンジでフルサイズ機並みの撮影が可能としており、この比較は動画や明るい環境まで含むものではない。
飽和信号量の拡大を映像のノイズ抑制につなぐ
ソニーによると、新センサーの飽和信号量は前機種の24mmカメラ用センサー比で約3倍になった。この特性と独自の画質処理を組み合わせ、映像の暗部に発生しがちなノイズを抑えるとしている。
映像の色や肌の質感には、画作り機能S-Cinetone for mobileを用いる。人物の肌の質感を撮影時に表現するため、撮影後にカラーグレーディングを施さずに映像を記録することができる。
撮影時の消費電力と熱拡散も改善
撮影機能を動かす際の消費電力にも変更が加わった。ソニーによると、写真撮影アプリPhotography Proまたは動画撮影アプリVideography Proの利用時には、カメラ動作の消費電力をXperia 1 IV比で約20%改善している。
放熱側では、本体に備える熱拡散シートを大型化した。その体積は前機種比で約60%拡大している。