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空冷半導体試験装置T2000 AiR2X、従来機比で試験リソース2倍

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    空冷半導体試験装置T2000 AiR2Xは、最大320 Vの車載デバイス向けDC試験に対応する。

  2. 実現の仕組み

    試験用ボードT2000 RECT550で多様な構成に対応し、既存T2000と同じプログラム環境を使う。

  3. 得られた結果

    アドバンテストは、進行中の初期評価で産業用MCUやバッテリー監視ICなどへの適用範囲を確認している。

  4. 従来との違い

    アドバンテストによると、低消費電力と空冷の要件を維持したまま、試験リソースが従来のT2000 AiRの2倍になった。

明るい評価室で、通気口のあるラック型半導体試験装置と、手前の作業台に置かれた試験基板・半導体パッケージの評価治具を描いたイラスト。装置前面には測定モジュールが2列に並ぶ。
AI生成画像

空冷半導体試験装置T2000 AiR2Xは、低消費電力と空冷の要件を維持しながら、従来機の2倍の試験リソースを備える。最大12個の測定モジュールに対応し、既存T2000のプログラム環境を引き継ぐ。アドバンテストは初期デバイス評価を進め、2025年12月中の一般提供を予定している。

空冷の要件を維持して試験リソースを倍増

半導体試験装置メーカーのアドバンテストが開発したT2000 AiR2Xは、評価と多品種少量生産を対象とする空冷装置だ。アドバンテストによると、低消費電力と空冷の要件を維持しながら、従来の空冷装置T2000 AiRに対して試験リソースを2倍にした。

拡張した装置には、最大12個の測定モジュールを組み込むことができる。その測定構成は、機能・SCAN試験、高精度DC試験、最大320 Vの車載デバイス向けDC試験に対応する。

試験用ボードと量産向け制御を組み合わせる

測定構成を支える試験用ボードには、T2000 RECT550を採用した。このボードは多様な構成に対応する。

量産時の試験にはマルチサイトコントローラー機能を備える。アドバンテストは、この機能によって試験時間を短縮するとしている。

既存のプログラム環境を引き継ぐ

ハードウェアの試験リソースを拡張する一方、T2000 AiR2Xは従来の半導体試験システムT2000と完全互換とし、同じプログラム環境を採用した。新装置でも既存のプログラム環境を使うことができる。

プログラム作成とデバッグには、開発キットRapid Development Kit(RDK)を用いる。アドバンテストは、RDKがこれらの作業を減らし、プラットフォーム移行と導入の期間短縮に寄与するとしている。

初期評価で産業用・車載向けICへの適用を確認

アドバンテストは、進行中の初期デバイス評価で、産業用MCUと民生用ASICへの適用範囲を確認しているとしている。評価対象は、車載・モバイル機器向けのバッテリー監視ICやパワーアナログ用途にも及ぶ。

これらの初期評価を進めるT2000 AiR2Xは、2025年12月中に一般提供を開始する予定だ。