半導体の設計ファイルをテスト装置へ直接入力し、テストパターンの生成と検証につなぐソフトウェア統合が進んだ。アドバンテストは、半導体テスト装置V93000に設計自動化ソフトVelocityを組み合わせ、設計データを使った検証と導入を速めるとしている。
独自の変換ツール開発を自動化の対象に
アドバンテストによると、多くの顧客は、半導体の設計データからテストプログラムへ変換するための独自コードやツールの開発に数週間を要する。この変換工程を自動化するEDAプラットフォームが、AllianceATEのVelocityだ。アドバンテストは、Velocityの自動化とREPLAYによる検証機能を半導体テスト装置V93000へ組み合わせたソリューションを提供している。
並列処理で設計ファイルを装置へ直接入力
アドバンテストによると、VelocityはV93000向けに設計され、大規模な並列処理によって設計ファイルをテスト装置へ直接ストリーミング入力する。この入力処理を備えた組み合わせは、AIや高性能計算(HPC)向けデバイスの規模と複雑さに合わせたソリューションとして位置付けられている。
REPLAYがテストパターン生成と検証をつなぐ
入力された設計データからのテストパターン生成には、VelocityのREPLAY技術を使う。アドバンテストは、この技術が初回から正しく動作するテストパターンを生成し、設計データを使った検証と導入を速めるとしている。
Armが生成・検証工程の簡素化を評価
Velocityを長年利用するArmは、アドバンテストとの統合作業によって、テスト内容の生成・検証が簡素化され、開発工程の効率が改善すると述べている。AllianceATEは、この統合機能を5月18〜20日に開催される開発者会議VOICE 2026で展示する予定だ。