Semiconductor

半導体試験装置のカードを自動切り替えする電力管理ソフト

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    V93000向け電力管理ソフトAPOSで、電力使用状況とカードの種類・状態・枚数をリアルタイムに確認できる。

  2. 実現の仕組み

    試験装置の使用状況に応じて、対象のテストカードを自動で有効・無効に切り替える。

  3. 得られた結果

    アドバンテストは、複数の顧客拠点への導入で試験コスト削減の成果が得られたとしている。

  4. 従来との違い

    試験工程の自動化と資源管理を担うSmart TestCellの機能群に、電力管理ソフトAPOSが加わった。

試験フロアの自動試験装置に並ぶテストカード。カードごとに異なる稼働状態を色分けして示し、背景には電力や状態を表す無文字の色ブロックが描かれている。
AI生成画像

半導体試験装置の使用状況に合わせ、テストカードを自動で有効・無効に切り替える電力管理ソフトウェアAPOSの提供が始まった。V93000を対象に、カードの制御から電力使用状況の表示、試験フロアの省電力データ管理までを組み合わせる。

使用状況に応じてテストカードを切り替える

半導体試験装置メーカーのアドバンテストは、SoC試験プラットフォームV93000向けの電力管理ソフトウェアAdvantest Power Optimization Solution(APOS)を世界市場で提供し始めた。このソフトウェアは試験装置の実際の使用状況に応じ、対象のテストカードを自動で有効・無効に切り替える。

APOSが加わるのは、試験工程の自動化と資源管理を担うSmart TestCell(STC)の機能群だ。今回の拡張で、V93000の電力管理をこの機能群に組み込んだ。

電力使用状況とカードの状態を同じ画面に表示

カードの動作状況は、表示機能のAPOS Client Displayで確認できる。画面には電力使用状況に加え、使用するカードの種類・状態・枚数がリアルタイムに表示される。

省電力データを集中管理し、履歴を活用

試験フロアの省電力データは、管理機能のAPOS Dashboardがまとめて扱う。試験セルの集中管理システムTestcell Central System(TCS)のServer Web Dashboardと連携し、データを集中管理する。

管理対象はリアルタイムの情報に加え、履歴記録にも及ぶ。この履歴を報告とさらなる最適化に利用する。

複数の顧客拠点で導入済み

APOSはすでに複数の顧客拠点のV93000試験装置へ導入されている。アドバンテストは、これらの導入先で試験コスト削減の成果が得られたとしている。