Semiconductor

第9世代3Dフラッシュの接続速度が第8世代比33%向上

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    第9世代の2Tb QLC 3Dフラッシュメモリーは、第8世代より高い帯域で書き込み・読み出しが可能になった。

  2. 実現の仕組み

    CMOSとセルアレイのウエハーを別々に適した条件で製造し、接合して一つのメモリーを構成する。

  3. 得られた結果

    キオクシアとSandiskによると、書き込み・読み出しの電力効率も第8世代の2Tb QLCより向上した。

  4. 従来との違い

    NANDインターフェース速度は第8世代比で33%向上し、メーカーの試験環境で4.8Gb/sとなった。

半導体ウエハー接合装置の中で、CMOS回路を持つウエハーと3Dメモリーアレイのウエハーを向かい合わせ、接合する工程を描いた模式イラスト。
AI生成画像

第9世代の2Tb QLC 3Dフラッシュメモリーは、実績のあるメモリーアレイに先進的なCMOSを組み合わせる。キオクシアとSandiskによると、6プレーン構成などで読み書きの帯域を高め、NANDインターフェース速度は第8世代比33%増の4.8Gb/sとなった。

回路とセルアレイを別々に製造して接合

第9世代の2Tb QLC 3Dフラッシュメモリー技術を開発したキオクシアとSandiskは、回路側と記憶側を別々に製造して接合するCBA(CMOS directly Bonded to Array)を採用する。CMOSウエハーとセルアレイウエハーをそれぞれに適した条件で製造し、完成したウエハー同士を接合する構成だ。

実績のある記憶側に先進的なCMOSを組み合わせる

接合する二つの要素には、先進的なCMOSウエハーと実績のあるメモリーアレイ基盤を使う。第9世代では、この記憶側の基盤に新しい回路側の技術を組み合わせている。

6プレーン構成で読み書きの帯域を高める

第9世代のメモリーは6プレーン構成を採用する。キオクシアとSandiskによると、この構成と性能改良によって、第8世代の2Tb QLCより書き込み・読み出し帯域が向上した。読み書きの電力効率も、同じ比較対象に対して改善したとしている。

NANDインターフェース速度は4.8Gb/s

読み書きの帯域に加え、メモリーの接続部分に当たるNANDインターフェースも高速化した。キオクシアとSandiskが示した速度は4.8Gb/sで、第8世代のデバイスから33%向上した。この値は特定の試験環境で得られており、使用条件によって変わり得る。