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日産、住民参加と公道試験で自動運転サービスを設計へ

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    地域と自動運転の移動サービスを設計する、総額300万ポンドの共同研究が始まった。

  2. 実現の仕組み

    自動運転技術を搭載した2022年型LEAFの実環境試験と、住民参加を組み合わせる。

  3. 得られた結果

    研究の締めくくりとして、自動運転の移動サービスをケンブリッジの公道で実演する計画が定まった。

  4. 従来との違い

    最初の実環境試験地が、選定過程を経てケンブリッジに決まった。

ケンブリッジの街路を走る白い電気自動車と、バス停のそばで折りたたんだ地図を囲み、地域の移動サービスについて話し合う住民と研究者を描いた編集イラスト。
AI生成画像

自動運転車の公道試験と住民参加を組み合わせ、地域で使う移動サービスを設計する共同研究「ADventure」が始まった。車両の動作に加え、既存の交通網との接続や利用者の安心感を調べる。ケンブリッジが最初の試験地となる。

公道での動作と乗客の移動需要を合わせて調べる

日産は、英国政府の支援を受ける総額300万ポンドの自動運転共同研究「ADventure」を開始した。実環境での試験と地域住民の参加を組み合わせ、地域で運用する移動サービスを設計する。

試験車には、過去の英国研究で使用した電気自動車の2022年型LEAFを利用する。この車両は日産が開発した高度な自動運転技術を搭載しており、公道試験ではシステムが安全かつ有効に動作するかを検証する。車両を使って乗客の移動需要も評価し、実環境での知見を集める計画だ。

既存の交通網と利用者の安心感をサービス設計に入れる

移動需要の評価では、自動運転による移動が既存の交通網をどう補完し、地域の需要に対応できるかを検討する。サービスの設計対象には、車両の走行に加えて、地域の交通との組み合わせが含まれる。

そのサービスを利用する乗客については、必要な情報、安心して使うための条件、参加しやすさを調べる。利用者の信頼に関する研究を、地域に合わせたサービス設計と並行して進める。

安全性と利用者体験の専門家が住民と共同設計する

共同研究には、ウォーリック大学の研究部門WMGと、自動運転車についての教育団体PAVE UKが参加する。WMGは、安全性と利用者体験の専門知識を用いて、住民と移動サービスを共同設計する計画だ。

研究を主導するのは、日産の欧州技術拠点Nissan Technical Centre Europeの技術者である。地域での試験と共同設計を通じて、英国の他地域でも再現できるサービスの開発を目指す。

ケンブリッジを選定し、研究の最後に公道で実演する

最初の実環境試験地にはケンブリッジが選ばれた。交通革新と自動運転研究の実績を踏まえた選定過程を経て、試験の場所が決まった。

ADventureは、この街での公道実演をもって終了する計画である。実演では、自動運転の移動サービスが地域の交通を支える可能性を示す。