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試験導入を経た人型ロボット、トヨタのカナダ工場が商用配備を計画

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    Toyota Motor Manufacturing Canadaは、人型ロボットDigitを自社施設へ商用配備するためのRaaS契約を締結した。

  2. 実現の仕組み

    Digitをサービスとして提供する契約により、製造・供給網・物流業務を支援する配備を進める。

  3. 得られた結果

    Agility Roboticsは、商用契約に先立って施設内で実施した試験導入を成功と位置づけている。

  4. 従来との違い

    人型ロボットの導入段階が施設内の試験から、具体的な業務領域を伴う商用契約へ移った。

自動車工場の通路で部品箱を運ぶ人型ロボットと、製造現場で作業する従業員
AI生成画像

Toyota Motor Manufacturing Canadaは、試験導入を経た人型ロボットDigitについてRaaS契約を締結した。製造、供給網、物流業務を支援するため、自社施設への商用配備を計画する。

施設内の試験がRaaS契約へ進む

Toyota Motor Manufacturing CanadaはAgility Roboticsと、ロボットをサービスとして利用するRobots-as-a-Service(RaaS)契約を締結した。機体の購入発表だけではなく、商用利用の契約として人型ロボットを導入する。

Agility Roboticsによると、この契約に先立ってToyota Motor Manufacturing Canadaの施設で試験導入が行われ、その結果を成功と位置づけている。今回の契約により、両社の取り組みは施設内の試験から商用配備の計画へ移った。

製造・供給網・物流を配備対象に設定

Toyota Motor Manufacturing Canadaは、Agility Roboticsの人型ロボットDigitを自社施設へ配備する計画である。配備先は単一の実験環境ではなく、Toyota Motor Manufacturing Canadaが運営する製造施設となる。

計画されている役割は、従業員が担う製造、供給網、物流業務の支援である。契約は、対象を人型ロボット一般にとどめず、施設内の三つの業務領域へ結び付けている。

汎用人型ロボットとクラウド管理基盤で構成

Digitは、物流および製造作業向けに作られた汎用人型ロボットである。特定の生産設備そのものではなく、製造施設内で作業を担うロボットとして位置づけられている。

Agility Roboticsの製品群には、複数のDigitを配備し、機体群を管理するクラウド自動化プラットフォームAgility Arcも含まれる。ロボット本体に加え、機体群を展開、管理するためのソフトウェア基盤を提供する構成である。

既存施設への統合と追加作業の評価

Agility Roboticsは、自社の自動化ソリューションを、高額な改修や施設全体の設備変更なしに製造現場へ統合できるよう設計しているとしている。この設計方針は、既存の製造施設へ人型ロボットを組み込むことを前提とする。

Agility RoboticsとToyota Motor Manufacturing Canadaは、ロボットとaiを自動車生産へ適用する追加用途の評価も続ける。対象候補には、生産ラインで繰り返される身体的負担の大きい作業の自動化が含まれる。