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パワー半導体試験装置MTe、最大10 kAの短絡試験に対応

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    パワー半導体向け試験基盤MTeは、最大10 kAの動的試験と短絡試験に対応する。

  2. 実現の仕組み

    分散計算構成が複数デバイスの同時試験を支え、高い並列度で試験を実行する。

  3. 得られた結果

    アドバンテストによると、顧客の初期評価で従来の試験装置より生産性と処理量が向上した。

  4. 従来との違い

    アドバンテストは、試験性能を維持しながら装置の設置面積を削減したとしている。

明るい試験室で、モジュール式の試験装置が太い絶縁ケーブルを介して複数のパワー半導体を試験する様子。手前にはウエハーとパワーモジュールが置かれている。
AI生成画像

最大10 kAの動的・短絡試験と、複数デバイスの並列試験に対応するパワー半導体向け試験基盤MTeの提供が始まった。モジュール式ハードウェアと分散計算構成を採用し、ウエハーからパワーモジュールまでを対象とする。

ウエハーからパワーモジュールまでを共通基盤で試験

半導体試験装置メーカーのアドバンテストが提供するMTeは、ウエハー段階から高機能パワーモジュールまでを試験対象とする。構成にはモジュール式ハードウェア、システムの拡張性、デジタル制御を組み合わせている。

最大10 kAの試験とデジタル機能を備える

アドバンテストによると、この試験基盤は最大10 kAの動的試験と短絡試験に対応する。高帯域の信号取り込みに加え、ゲートドライバー制御と高電圧のデジタル機能を備える。

試験対象には、SiCやGaNを使った半導体が含まれる。デジタルIPコアを組み込んだパワーデバイスの試験要求にも対応する。

分散計算で並列試験を支え、設置面積を削減

複数デバイスを同時に試験する処理には、分散計算構成を用いる。アドバンテストは、この構成が同時試験の効率を高め、高い並列度での試験を可能にするとしている。

装置の構成では、試験に使うリソースの配分も最適化した。性能を低下させずに設置面積を削減したという。

顧客の初期評価で従来装置より処理量が向上

アドバンテストによると、自動車・産業用パワー用途の顧客による初期評価では、従来の試験装置に対して生産性と処理量の向上が確認された。MTeは世界向けに提供を開始している。